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Explanation of Technological Words
技術用語解説
直動システム・関連機器
- 4方向等荷重形
- 上下左右4つの方向の荷重に対して等しい許容荷重をもっているタイプ。
- AP-CF処理
- (黒クロム皮膜処理+フッ素樹脂コーティング)表面処理防錆力が高い表面処理。
- 基本静定格荷重
- 静的許容荷重の限度となる数値。
- 基本動定格荷重
- LMガイドが荷重を受けて運動する場合の寿命計算に使用する数値です。
- 差動すべり
- ボールと転動面は接触面積を持って接しています。ボールが回転するとボールの内側接触部と外側接触部の直径で差があるため、円周長さが異なりすべりが生じます。このすべりを差動すべりといいます。
- 静的安全係数
- 直動システム等が、静止あるいは運動中に振動・衝撃や起動停止による慣性力の発生などにより思わぬ外力が作用することがあります。その最大荷重(停止時、動作時にかかわらず)に対して適しているかどうか確認するための計算式に用いる係数です。
- 直動システム
- ボールやローラ等の転動体が転がる時の低い摩擦係数(0.005程度)を利用し、重いものや高い負荷荷重を受けながらも小さな力で直線運動させるための装置の総称。
- プリロード(予圧)
- 予圧(プリロード)とは剛性を上げる、隙間をなくす、高精度な運動を行わせるなどの目的で、あらかじめ内部荷重を与えたマイナス隙間で製作します。この内部荷重を予圧といいます。
- フレッチングコロージョン
- 転動面に出来るボール径ピッチのくぼみができることをいいます。微小ストロークや振動による油膜切れが原因で発生する酸化摩耗粉が、摩耗を促進させることにより発生します。
- マイナスすきま
- 転動溝間の設定寸法より大きめのボールを入れて隙間をなくし、ボールが弾性変形してつぶれている状態のことをいいます。これを予圧といいます。予圧をかけることによりLMブロックの剛性が増します。
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ロボット・FA機器
- CCW(反時計回り)
- CounterClockwiseRotationの略軸から見て左回り、時計の針と逆方向へ回る回転のことをいいます。
- CW(時計回り)
- ClockwiseRotationの略軸から見て右回り、時計の針と同じ方向に回る回転のことをいいます。
- IGBT(Insulated Gate Bipoiar Transistor)
- 従来のトランジスタなどに比べて高速スイッチングが可能で、電圧や耐圧性等にも優れています。
- PLC
- プログラマブルロジックコントローラの略生産設備・装置を制御するためのプログラムが可能なコントローラのことをいいます。
- VF制御
- 周波数を可変する時に、出力電圧との比率が一定になるような制御方式をいいます。この方式は、配線やモータの一次巻線での電圧降下によって、実際に有効になる電圧が減少すると、十分なトルクが出なくなる為(この減少は低速になるほど大きく影響します)あらかじめ電圧降下分を推定し、その分電圧を高く(トルクブースト)して低速でのトルク不足を補います。
- Z相
- インクリメンタルエンコーダの基準点を検出する相で、原点復帰の際、原点を検出するために使います。原点復帰時に基準となるZ相信号をさがすことをZ相サーチといいます。
- アクティブ制振制御
- 機械の共振が発生しても自動的にそれを検知、除去できるフィルターです。
- アドバンスト磁束ベクトル制御
- 出力電流を励磁電流とトルク分電流に、ベクトル演算によって分割し、負荷トルクに見合ったモータ電流を流せるように周波数と電圧の補正を行うことによって、トルク特性を改善し低周波数域から高周波数域まで定トルク特性を得る三菱独自の制御方式。
- アナログ制御
- オペアンプなど、アナログ素子を使用して構成された制御回路により実現された制御方式。
- アブソリュート(絶対位置)
- 電源やエンコーダケーブルが切断された時でもモータの動いた距離をバックアップする機能です。モータは標準でアブソ対応エンコーダになっています。
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