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Explanation of Technological Words

技術用語解説

軸受・素材・伝動機器

ヘリサート
ステンレス鋼や燐青銅製の高精度コイルで雄ネジと雌ネジの間に挿入されるネジの結合体である。耐摩性・耐食性が大きく荷重分布を広くするので、ネジの疲労荷重を大きくできる。
偏角
カップリングなどで二軸を結合する際、中心線が一直線上になく、ある角度だけ傾き誤差を持つことがある。この傾きのこと。
変形正弦曲線
最も広く一般に用いられている標準的なカム曲線の一つ。最大速度やカム軸トルク係数が小さく、加速度も比較的小さいので負荷の性質が未知の場合などでも広く用いられる。
変形台形曲線
加速度の最大値を小さくするために開発された標準的なカム曲線の一つ。最大加速度が小さいことが特徴で、高速・軽荷重に適する⇒NTV曲線。
変形等速度曲線
曲線の中間に等速区間を持つカム曲線。圧力角を小さくするために最大速度を落とす必要があるときや、あるいは等速部分が必要な場合に用いられる。MCV25、MCV50のように等速部の割合により数値が変わる。⇒MCV曲線。
除振
測定装置、半導体装置など外部からの振動の影響を受ける機器に対して、やわらかいばねなどで支持することにより、機器に伝わる力(加速度)を小さくすること。
防振
振動源から発生する振動を外部に伝えないようにすること。振動している機械などを弾性体で支持して、外部と絶縁とすることによってなされる。
放電加工
絶縁性の加工液中(白灯油など)で、あらかじめ所定の形状に加工された電極(銅やグラファイト)と加工物の間に数十μm以下の狭いギャップ長で対向させ、短時間のアーク放電を反復して発生させることにより、電極と反転複写状の掘り込み加工ができる加工法である。
ホーニング/horning
円筒の内面を中ぐり、研削などの加工をした後、細粒の砥石を用いてさらに精度を高めるために行われる研磨加工法である。
ポリマー/polymer
「ポリ」は多数、「マー」は高分子を形成する繰り返し単位のこと。ポリマーとは多数の繰返し単位の低分子化合物からなる重合体のこと。
 
 
 

軸受・素材・伝動機器

溝カム
カムフォロアの案内を溝で行う形式のカム。動きは拘束されるがバックラッシは避けられない。平面カムの場合は、平面溝カム、円筒形状の場合は円筒溝カムと呼ぶ。
免震
地盤と建物の間に水平方向に柔らかい積層ゴムを設置し地震時の揺れを直接建物に伝えないことで、建物・内部収容物・設備機器・配管などを包括的に守ることができる構造のこと。
モーメント荷重
ベアリングシステムにかかる荷重で回転軸を角度をもって曲げる荷重。
モノマー/monomer
付加反応(付加重合)によって重合体を生成する単位物質。例えば重合に用いられるブタジエン、スチレン、アクリルニトリル、エチレン、塩化ビニルなどをいい、一例としてエチレン(monomer)が重合してポリエチレン(polymer)になる。単量体ともいう。
融点/meltingpoint
溶解温度のこと。結合力の強い金属ほど融けにくく高温となる。(タングステンW3410℃〜すずSn232℃)鉛327℃、亜鉛419℃、アルミ660℃、6/4黄銅950℃、青銅950℃、銅1083℃、ステンレス1420℃、ニッケル1453℃、鉄1535℃、チタン1668℃
ユニバーサル曲線
カム曲線の一種で、カム曲線を7つの区間に分けて定義し、加速度まで連続に持続した三角関数系のカム曲線で各区間の時間配分をパラメータで処理することにより汎用性を付与したカム曲線。ユニバーサルカム曲線ともいう。
ラッピング/lapping
研削盤で仕上げた加工物の表面をラップ剤に用いて更に平滑にし、寸法精度、面粗度の向上のために研磨法で、湿式と乾式がある。
離型剤/mold release
金型により成形した製品を金型から押出せるように成形前に金型表面に塗る塗布剤のこと。焼付き防止、摩擦係数の低下、金型の冷却などを目的として使用され、希釈に水を用いる水溶性と灯油を用いる油性とにわけられる。
 
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